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論文

A Method of computer analysis of a NaI(Tl) $$gamma$$-ray spectrum

関根 俊明; 馬場 宏

Nuclear Instruments and Methods, 127(2), p.261 - 263, 1975/02

NaI(Tl)検出器による$$gamma$$線スペクトルを電子計算機によって自動的に解析する方法を記述した。スペクトル中の各々のピークに対してピークが中心に来るように適当なフィッテング領域を設定する。それぞれの領域のスペクトルは中心のピークの$$gamma$$線のレスポンス関数とその他のレスポンス関数との重ね合せによって表される。その他のレスポンス関数には他の$$gamma$$線のレスポンスのうちその領域で激しく変化する部分とチャンネル番号と共にゆっくり変化して二次式で近似されるレスポンスが含まれる。これらのレスポンスの強度は最小自乗法によって決定される。コンプトン・エッジ上にのったピークのようにバックグラウンドが激しく変化する場合、Covellの方法では誤差が大きいが、この方法では非常に良い精度でピーク面積が決定されることが確かめられた。

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